
美容室を経営するなら衛生管理の徹底が不可欠!外せない5つのポイント
美容室を経営するにあたって、重視しなければいけないことのひとつが、美容室の衛生管理です。
なぜ美容室に徹底した衛生管理が求められるのか、衛生管理をするための重要ポイントは何か、衛生管理を怠るとどうなってしまうのか、ここではそれらについてご説明します。
美容室は徹底した衛生管理が求められる!その理由
美容室には、徹底した衛生管理が求められます。
その大きな理由として挙げられるのが「美容師法」の存在です。
美容師法は、美容師の資格を定めているだけの法律ではありません。
適正な美容業務のための規律も定めており、それを公衆衛生の向上につなげられることを目的としています。
事実、美容師法の第十三条には以下のように記されています。
美容所の開設者は、美容所につき、次に掲げる措置を講じなければならない。
一 常に清潔に保つこと。
二 消毒設備を設けること。
三 採光、照明及び換気を充分にすること。
四 その他都道府県が条例で定める衛生上必要な措置
【引用元】厚生労働省:美容師法
つまり、美容師法には「美容室は衛生的でなければならない」という趣旨の内容がしっかり含まれているということです。だからこそ衛生管理を怠ることは、法律違反にもつながるということになります。
ちなみに、美容師法の第十三条の四に挙げられている「その他都道府県が条例で定める衛生上必要な措置」についてですが、これについては興味深い事例があります。
実は昔は、激安のカット専門店などの中には洗髪設備がないところも少なくありませんでした。しかしその後、理美容関連の衛生面を重視する自治体が増えてきて、まず2000年4月に10道県で洗髪設備義務化条例が施行され、さらに2015年1月時点ではそれが31都道県にまで増えたという経緯があります。
激安カット店にもこうした衛生設備が求められるようになっている今の時代だからこそ、激安カット店よりもハイクラスな美容室の衛生管理は、より徹底したものが求められます。
美容室の衛生管理で外せない5つの重要ポイント
美容室の衛生管理で外せないポイントは、以下の5つです。
1.ハサミをはじめとした器具の消毒
2.施術ごとのタオルやクロスの消毒・交換
3.施術台やトイレ、ゴミ箱、毛髪箱、ロッカー、ドアノブなど店内設備のこまめな消毒
4.スタッフの手指の消毒
5.定期的な換気や空気清浄機の利用
また、コロナなどの感染リスクも考慮しなければいけない今の時代は、スタッフのマスク着用を徹底し、お客にもマスク着用を求めることが必須です。
美容室で衛生管理を怠ることのリスク
美容室で衛生管理を怠ると、お客から「不潔そう」というマイナスイメージを持たれてしまい客足が遠のくというだけでなく、タオルやハサミ、その他器具などを通じて感染症が他のお客にうつってしまうなどのリスクが一気に高まります。
そして先ほど述べたとおり、衛生管理を怠ること自体が美容師法違反という法律違反になってしまうという側面もありますので、法を守るという観点から考えても、絶対に衛生管理を怠ってはいけません。
美容室の衛生管理は法でも求められている!気持ちいい清潔な美容室にしよう
美容室の衛生管理は美容師法という法でも求められているほどに、美容室にとって被扶養不可欠な要素です。
美容室を経営するのであればけっして衛生管理を怠ることなく、お客に気持ちよく来てもらえる清潔な状態を常に保つよう心がけておきましょう。
この記事を書いたトノマルデザインが提供するサービス

千葉県・東京都を中心に美容室、物販店の店舗づくりをサポートするトノマルデザインがこちらの記事を描いています。20年以上にわたる店舗設計・デザインを通じて得た「理想の店舗デザイン」を実現する為に効果的なノウハウを公開しています。
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